ここ数年子育て世代を中心に住みやすいと有名になっている流山市
特につくばエキスプレスの流山おおたかの森駅は、TVやWEBメディアでも住みやすい街ランキングの上位にランクインすることも多く、首都圏に住んでいる人なら流山が住みやすい街という噂は聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。
流山市のキャッチコピーで
「母になるなら、流山市。」「父になるなら、流山市。」
と謳っている通り、ファミリー世帯が住みやすい街づくりをしいて注目されていますよね。
子育て世代の人であれば、どこの街で子育てをするべきか悩む人が多いのではないでしょうか?
夫の実家付近か、妻の実家付近か、または関係のない街なのか等々、
選択肢はいくつかあると思いますが、どうせ住むならば住みごごちがいい街に住みたいと考えるのが普通ですよね。
私自身も2人の子を持つ身であり流山おおたかの森に在住しているため、実際に住んで見た感想を書いてみたいと思います。
住みごごち ◎
買い物 ◎
教育 ◎
治安 ◎
交通 ⚪︎
家賃 △
住みごごち
まず全体的な住みごごちは満足してます。
つくばエキスプレスが2005年に開通した首都圏では比較的新しい電車ということもあり、流山おおたかの森駅も首都圏のJRやメトロ沿線の駅に比べて駅自体の作りも新しいです。
そのため駅周辺の再開発も2005年以降に始まったものが多く、建物や道路など全てが新しく整理されています。
街を訪れてみるとわかると思いますが、道幅も広く整理されているところが多く歩いていて気持ちがいいです。
都内のようにごちゃごちゃ狭い道やぐちゃぐちゃな電線や古い雑居ビルがないのはとても素晴らしいです。
全ての施設が新しいので快適に利用することができます。
これは自分が住む家も同じことが言えてアパートやマンションも築年数が浅い建物が多いです。(この点は家賃の項目でもう少し詳しく記載する。)
2024年現在でも新しい店舗や道路、学校ができていることもあり、今後も心地よさは増してくると思います。
また、子育て世代が住むのに快適な点として、子育て世代が多く住んでいることだと感じます。
子育て中の家族が多く、街を歩いていても子供の数が本当に多いです。
どこのお店に行っても子連れがいるため、ファミリー向けの設備が充実しています。
加えて、子育て中の人が多いので子供がお店で騒いだりしても神経を尖らせる必要がないのはかなり大きいと思います。(もちろん騒ぐレベルによっては気を使う必要はありますが)
少子化がますます進む日本では子供がマイノリティであり、子育て未経験の人が多い場合、子供が騒いでしまうという仕方がない事象に対して許容できない人も一部いるが、おおたかの森エリアであれば必要以上に気をつかう必要ないと感じます。
買い物
生活する上で買い物のし易さも重要な点だと思いますが、おおたかの森はその点は全く心配する必要はないです。
まず、駅直結で「おおたかの森SC」というショッピングモール建っていて、イトーヨーカドー・ユニクロ・紀伊国屋書店・スターバックス・無印良品・ゼビオ・ノジマ電気・ニトリ・TOHOシネマ、等々必要なものは大体揃ってます。
また、こちらのSCは高島屋系列なのでフードメゾンというエリアで百貨店にあるような贈答品の食品なども購入可能な点はポイントが高いです。
おおたかの森SCだけでなく、駅から5分程度のところに「コトエ」という小規模SCもあり、こちらには西松屋・ロピア・マツモトキヨシ・ビックカメラ・大戸屋・餃子の王将などが出店してます。
この二つのSCで大体の大型チェーン店は網羅できてしまうでしょう。
SCだけではなく、ファミリーが入りやすいラーメン屋「ラーメンYAMADA」や、小規模飲食店も多々あるので本当に物足りなさは感じません。
<外部サイト>
また、竜泉寺グループのスパ施設「スパメッツァおおたかの森」がありリラクゼーションも充実してます。
おおたかの森から出なくても必要なお店はほぼ全て揃っていますが、それでも物足りない時は近隣の駅に電車や車で行くことで足りてしまいます。
つくばエキスプレスの隣駅、柏の葉キャンパス駅には「ららぽーと柏の葉」に行けばUNITED ARROWS Green Label やUrbem Resarch、GU、モンベル等が出店しているので足りない部分を補充できるし、ロードサイドに蔦屋書店も出店しています。
少し足を伸ばして新三郷駅に行けば「ららぽーと新三郷」や「COSTCO」「IKEA」があり、更に足を伸ばせば越谷レイクタウンがあるため、おおたかの森から30分前後足を伸ばせば必要なものは本当に全て揃ってしまいます。
これだけ色々とあれば買い物に困ることはまずないので、買い物面は非常に優秀なのでこの面で不満はないです。
教育
教育面については各学校の実際の様子や進学先が分からないので詳細なことはお伝えできないため所感的な要素が大部分となってしまいますが、街を歩いていて保育園児から高校生くらいの年代の子供を見かけますが、見た目がやんちゃそうな子供は見たことがないです。
また、駅周辺に塾も充実しており教育熱が高いことが伺えます。
大手塾の早稲田アカデミー、市進学院、TOMAS、日能研、臨海セミナー等々と一通り揃っています。
なお、以下画像はgoogle mapで塾で検索して出てきただけなので、実際にはあっても画像に載っていない塾もあります。
大手の塾が出店するということは、それだけ入塾する生徒が見込めるエリアであり、教育熱が高いエリアということが伺えると考えてます。
また、流山おおたかの森駅の世帯年収は601万円とのことで、千葉県や全国の平均を上回っています。(東京都は564万円、港区は713万円…)
あくまで傾向として世帯年収と教育熱は比例するため参考に掲載します。
おおたかの森周辺を歩いていると新しい車が停まっている大きな戸建てが多い。都内より地価が安いのもあると思うが、最近は人気が高く家の価格は23区の不人気エリアより高かったりします。
おおたかの森SCに出店していいる紀伊国屋書店も面積が広く普段から賑わっています。
また、子供から大人向けの洋書や学習参考書も多く取り揃えており、この点からも教育熱の高さを感じることができます。
教育環境は非常に優秀なようにみられますがマイナス面もあります。
急激に子供の数が増えたため、学校の数が少なくどこもいっぱいです。
新たに小学校を開校するなど市も対策を打っていますが、中々すぐには解決できない問題です。(多くの学校が校舎も新しいのでその点もいいのですが)
治安
治安についても犯罪件数の定量面は流山市のHPの通りですが、実際に住んだ所感としては安心して暮らせると思います。
<外部サイト>流山市HP
おおたかの森周辺はファミリー世代が多く服装もしっかりした人が多い印象です。
また、駅周辺にパチンコ店も1店舗もない事からも街造りの方向性が伺えますし、安全度も高いと感じます。
完全な住宅街エリアや、駅から少し離れるとまだ開発されておらず、畑などの田舎な風景が広がっているエリアがあり、その周辺は夜は暗いので注意はしたほうがいいと思う場所もあります。(そのエリアが犯罪が多いと言いたい訳ではなく、暗いので注意しましょうということです)
全体的には治安は非常に良いと感じます。
交通
交通については、少し課題があるように感じます。
電車であればつくばエキスプレスが走っており、快速など全ての電車が停車し、秋葉原までも最短25分で着きます。
秋葉原からの帰宅時は始発なので座ることも可能です。
他にも東武アーバンパークラインも通っており、柏や埼玉の大宮まで行くこともできます。
快速でなくても30分程度で秋葉原までアクセスできる点は大きいですが、秋葉原駅のホームが地下深いためそこから乗り換えが必要な場合はもう少し時間が必要となります。
また秋葉原など東京の東側に出るには1時間弱で到着できますが、西側に行く場合は1時間以上かかります。
全駅ホームドアも設置されており、遅延も少ないので東京の東側にしかいかない場合は電車で不便に感じることは少ないですが、大きなデメリットとしてつくばエキスプレスは電車賃が高いので、通学などで補助がない中で毎日利用する場合は経済面で大きなダメージがあります。
電車がある程度充実しているので車は所有していなくても問題なく生活することは可能です。
私自身も現在は車は所有しておらず、必要な際はカーシェアで暮らしてます。
車を持っていると近隣のららぽーとやIKEA Costcoなどにもすぐに行けるので良いのですが、東京や埼玉に行く際に江戸川を渡る必要があります。川を渡るための橋が少なく、無料の流山橋は片側1車線なこともあって非常に渋滞します。
最近三郷流山橋という橋が新たに建設されましたが、有料です。
あとは高速道路を使う方法はあります。
また、単純に都心部へのアクセスは物理的に距離があるので時間がかかります。
流山にはICがあるので高速で出かける際は便利ではあります。
以上、交通についてはどこの街と比べるかや、どこによく行くのかで感じ方は異なると思いますが、電車賃の高さや橋の渋滞具合なども鑑み△評価とさせていただきました。
家賃
家賃相場は以下画像の通り、家族暮らすなら2LDK以上必要と考えると14万円程度となっている。
この金額が高いと感じるか安いと感じるかは人によって異なると思いますが、私は都心部からの距離を考えると決して安くはないと感じます。
街の充実感を考えると適正な気持ちもありますが、やはりつくばエキスプレスのおかげで都内への所要時間は短縮されているものの、都心部や東京に隣接している埼玉、千葉の街に比べたらアクセスが悪いことは変わらないことを考えるともう少し安いと嬉しいですよね。
ただし、建物も新しいものが多いので都心寄りで同じ値段の物件があったとして、おおたかの森の物件の方が築浅で設備が充実しているものが多いと思います。
また、ファミリー向けの2LDK以上の築浅アパートが多いのでその点は非常に良いと思います。
私も家探しをしていると、都心近郊の物件ですと、そもそもファミリー向けの賃貸物件が少なく、かつ築浅はもっと希少なため、少し距離が出ても構わない人はおおたかの森まで範囲を広げても良いかもしれません。
まとめ
実際に住んでみてわかった流山おおたかの森の住みやすさについて記載してみました。
【住みごごち】
街が新しく、子育て世代も多いので子育てをするには住みやすい。
【買い物】
おおたかの森の駅や近隣駅含めてショッピングモールが充実。
【教育】
教育熱は高くいい環境。一方子供の人数に対して学校の数が少ない。
【治安】
治安は良好に感じる。
【交通】
2路線が走っており都内へのアクセスも良好。車の場合は川を渡る際に渋滞。都心部への物理的距離はあるので、目的地によっては時間がかかる。
【家賃】
2LDK以上は14万円程。他エリアに比べて築浅のファミリー向け
物件が多い点はありがたい。
都心からの距離は多少あるものの、畑や森が多かったエリアを再開発しているため道や建物も広々とゆとりがあり、綺麗な街並みに加えて適度に自然があるので子育て中のファミリーで住むにはとても良いエリアだと感じています。
これから住む場所を検討されている方に選択肢の一つとしておすすめできます。
以上、少しでも参考になれば幸いです。